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不動産の売買は仲介業者に頼まず、個人間で取引を行っても法律上は許されます。しかし、個人では条件に合った買主を見つけるには、手段にも限界があります。
また、不動産売買における法律や税制、契約手続きなどは非常に複雑なうえ、高頻度でルールが細かく修正、改正されているため一般人では把握しきれず、無自覚のまま契約違反を犯してしまいトラブルを招くことにもなりかねません。
このような手間やリスクを避けるために、不動産仲介業者がいるのです。
不動産の仲介売買のメリットとデメリット
メリット
メリットその1:適正価格がわかる
不動産仲介業者を利用するメリットは、第一に「売買価格の適正価格がわかる点」です。
適正価格を、把握しないまま個人で交渉を始めてしまうと、相場よりはるかに安い価格で購入される恐れがあります。その点、仲介売買では業者が細かい査定を引き受けてくれるため、売主に有利な価格交渉が可能になります。
また、不動産会社が買い取るという方法もございますが、その場合仲介よりも手取りが減る場合が多いです。
より高く現金化したいとお考えの方は個人間ではなく仲介売買をお勧めいたします。
メリットその2:手間を省ける
前述したとおり、売買は個人でも可能です。しかし、価格設定から物件調査、広告活動、価格交渉、契約締結、引き渡しの手配、契約書の作成から登記の手配、万一のトラブルの処理まで個人で行うには大変な手間が掛かります。
手間を省きたいとお考えの方は仲介売買をお勧めいたします。
不動産に関する手続きは、知識がないとどこでミスをするか分かりません。専門家である仲介業者に任せておけば、不動産に関する不安が解消します。
また仲介業者は、宣伝力が高いため多くの買主候補を、個人よりも迅速に見つけてくれます。候補数が増えるということは、好条件の買主と出会える確率も高まるということです。
メリットその3:売主にとって好条件の買主を幅広く探すことができる。
売主にとって好条件の買主を幅広く探すことができる。
仲介手数料
まず、仲介手数料です。買主が見つかると、売却額に応じて手数料を差し引かれます。そのため、個人間の売買よりも、売主の利益は少なくなります。
ただし、手数料は成功報酬なため、取引が不成立になった場合には払う必要がありません。
また、売主と仲介業者の間で手数料の値下げ交渉は認められています。手数料の額が気になるなら、業者に相談してみましょう。
多数の会社に頼めない
契約内容によっては1社にしか仲介を頼めなくなるという点も、デメリットとしてあります。
これは、専属専任媒介契約を結んだ場合です。この契約では、他の業者を介するのはもちろん、個人での売買交渉もできなくなります。
悪徳業者
極たまに、悪徳業者と出会ってしまいトラブルに巻き込まれる可能性があるのも、デメリットの一つです。法外な手数料を要求したり、成功報酬以外の報酬を設定していたりする業者とは、関わらないようにしましょう。
仲介手数料の上限は物件価格の3%+6万
と決まっています。